女性らしい人は看護師が適職であると言われますが、本当にそうでしょうか。
確かに、その理由として大きいのは患者や高齢者に対して慈愛の精神を持って接することに長けていると考えられるからです。看護師という職業に対して、多くの人が抱く印象として優しさや温かさがあるため、特に心身が弱っている状態の人にとっては、安心して看護を受けることが出来ます。
しかし、「自分は男勝りだから看護師には適さない」と考えるのは、少し早計と言えるかもしれません。
見た目だけでは、確かに優しさや温かさがあまり感じられないかもしれません。それが患者から疎まれる理由になってしまうことも否定は出来ません。ところが意外にも、そのような男勝りな性格が求められているのが看護師の世界です。看護の現場では、女性らしい人ばかりでは職場の柱となる人がいなくなってしまう傾向があります。男勝りは言い換えれば、頼りになる芯の強さを持っています。患者の中にはしっかりとしていて、頼りになる人から看護を受けたいと考える人もいます。
また看護師同士の関係も良好に保つ必要があるため、その中心となって人間関係を維持するのに活躍出来るでしょう。看護師が適職となるのは、必ずしも見た目から優しさや温かさがある人だけではなく、男勝りであっても頼りになる性格を持っている人も該当するのです。様々な性格の人がいれば、それだけ幅広い性格の患者に対応出来るようになります。