男勝りの人も適職です!

女性らしい人は看護師が適職であると言われますが、本当にそうでしょうか。
確かに、その理由として大きいのは患者や高齢者に対して慈愛の精神を持って接することに長けていると考えられるからです。看護師という職業に対して、多くの人が抱く印象として優しさや温かさがあるため、特に心身が弱っている状態の人にとっては、安心して看護を受けることが出来ます。

しかし、「自分は男勝りだから看護師には適さない」と考えるのは、少し早計と言えるかもしれません。
見た目だけでは、確かに優しさや温かさがあまり感じられないかもしれません。それが患者から疎まれる理由になってしまうことも否定は出来ません。ところが意外にも、そのような男勝りな性格が求められているのが看護師の世界です。看護の現場では、女性らしい人ばかりでは職場の柱となる人がいなくなってしまう傾向があります。男勝りは言い換えれば、頼りになる芯の強さを持っています。患者の中にはしっかりとしていて、頼りになる人から看護を受けたいと考える人もいます。
また看護師同士の関係も良好に保つ必要があるため、その中心となって人間関係を維持するのに活躍出来るでしょう。看護師が適職となるのは、必ずしも見た目から優しさや温かさがある人だけではなく、男勝りであっても頼りになる性格を持っている人も該当するのです。様々な性格の人がいれば、それだけ幅広い性格の患者に対応出来るようになります。

診療科を選びが大切!

看護の現場では女性が求められている職種であり、将来の就職のしやすさを考えて選ぶ人も多いでしょう。
しかし一口に看護師と言っても、選ぶ診療科によって仕事内容や患者との距離感に大きな違いがあることを念頭に置いておく必要があります。ある診療科では仕事であまり成果が出なくても、別の診療科を選ぶことによって「自分にとっての適職を見つけられた」と言う看護師も少なくありません。

診療科を選ぶ際には、自分の興味と性格をよく考えることが大切です。
患者とのコミュニケーションを大切にしたいと考えたら、患者との距離感で診療科を選ぶのも大切です。長期の入院が必要になる場合が多い、精神科やがん治療専門の科などを選ぶと、より患者と密な関係を築くことができるでしょう。一方、患者との会話することが苦手な場合には、オペ室勤務がお勧めです。オペ室勤務では、基本的には医師のサポートのみに専念出来ますので、患者と接するのが苦手な人には最適でしょう。

どのように看護の仕事に携わっていきたいかは、その人の性格と関心によって大きく変わります。
そのため他人に影響されることなく、自分の性格をよく考えてみるのが得策です。自分の性格がどの診療科に合うかわからない人は、総合病院に就職して、初期の研修の中で、いくつかの診療科の勤務経験を積んでみるのも良いでしょう。看護師の中でも最適な診療科を選んで、より看護師として活躍していきましょう。